Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

2丁目の交差点から17軒目の店のあれは・・・

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近年、マスターの息子とやらが店番に就いている「安眠」の看板メニューは、かつてのパンプキン・パイからローズ・パイに移り変わっているのですが、バラの香りの漂うパイとあのガラスに三度恋しい人の名前を書けば願いが叶うと云われたシナモンティー(のシナモンの枝)は、香り同士のマッチングってどうなんだろうと余計なことを考えていてはたと気がつく今頃です。「パンプキン・パイ」に使われいてたであろう具材ははたして「パンプキン」と呼んでいいのか?

お人好しのマスター当時36歳はコーヒーベーカリーを経営していたので、バリスタであると同時にパン屋の肩書も持ち合わせ、確かにうまいと評価されていたコーヒーと一緒に、お客の娘たちには「かぼちゃパイ」も美味しいと親しまれていたのです。

ここがややこしくも巧みなかわし方なのですが、この恋物語の表題は「パンプキン・パイとシナモンティー」。広義においてはパンプキンだってかぼちゃには変わりないんだけれど、今やパンプキンという種は観賞用に作られているということは周知の事実。ようやくハロウィンとすり合わせられるんですが、あの「ジャック・オー・ランタン」の筐体となる、オレンジ色のやつです。

一方、普段から温野菜とか天ぷらなどで我々がよく食っているウリ科かぼちゃ属は、狭義にはパンプキンではなく「スクワッシュ」と種別されているのです。大雑把に示すと、かぼちゃは「日本かぼちゃ」「西洋かぼちゃ」「ペポかぼちゃ」に大別されていて、日本かぼちゃは味が薄めという特徴があり、料理の材料に使われているのは糖質の高い西洋かぼちゃだそうです。「安眠」のパイが「とっても甘い」のか「甘さが控えめ」で食べやすいのかは不明ながら、このどちらかが材料となっている可能性は非常に高い。

それじゃあパンプキンってのはなんなんだということになるわけですが、かぼちゃがウリ科かぼちゃ属の総称で、パンプキンはその科属の中の「ペポかぼちゃ」品種の一部に絞られていくのです。観賞用と認識されるペポカボチャは食えるのか? もちろんこの品種にはズッキーニやソウメンカボチャなんて野菜も含まれているのでまったく食えないことはありませんが、お人好しのマスター当時36歳が、わざわざズッキーニをパンプキンだと主張してパイにしたとも思えない。

聞くところによると、ペポカボチャそのものの利用は、実ではなく種を調理するのが一般的だということで、パンプキンは観賞用でしかないといった見方も厳密には偏っていたと考えるのが良さそうです。それでもパンプキンの代表格ともいうべきアトランティック・ジャイアントなどは主に家畜の餌ですから、食えるのかなあと疑ってかかりたくなるものです。

ここで、あのお人好しのマスター当時36歳の非凡な才能を垣間見ることになります。仮に、甘味のあるスクワッシュではなく本当にパンプキンを材料としていたなら、パンプキンとズッキーニの間柄から想像するに、それは粘り気も甘味もなく比較的水っぽいものと思われ、これを素材に仕上げていく過程である程度の加糖や風味付けが必要でしょう。マスターはパン職人でもあるはずなので、常連客の誰に明かすこともなく卓越した味付けを完成させ、果たして甘くて頬っぺたが落ちるのか控えめな甘さと低カロリーで娘たちの人気を集めたのかわかりませんが、名目通りのパンプキン・パイを完成させるに至ったのではないかと想像するのが楽しいのです。

もっとも、世間ではパンプキンとスクワッシュの厳密な区別よりも、外来語を複合化して一般化していったパンプキンもかぼちゃも一緒だい、という大味な認識で、かぼちゃパイが作られていたのかもしれません。かぼちゃパイ、という言葉もでてくるからややこしくも巧みなかわし方が成されているというのはそういうことです。

けれども、ジャック・オー・ランタンを作る過程であっさりと廃棄されてしまうパンプキンの実を不憫に思って、なんとかこれを料理に用いられないかなあと試行錯誤した(かもしれない)お人好しのマスター当時36歳の人柄をイメージしたいのが人情というものです。

近年、後に嫁さんをもらったマスターには、近所からはバカ息子と呼ばれる二代目が育っていて、おそらくあの頃授業を抜け出して追試を食らいながらもマスターの恋路に一肌脱いでいた高校生の少年もまた父親となって、そのうちの一人の娘に片思いをし続けていたとか。その娘から交際を三度も断られてなおあきらめられないバカ息子は、彼女からパンプキン・パイを越えた逸品を作れたなら・・・と告げられローズ・パイの誕生に至ったそうですが、なぜローズ・パイだったのかはハロウィンのお話から逸脱するので(いやすでに思いっきり逸脱してるって)また別の機会に考証ということに。

撮れるもんだけどコレが限界。

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スピード早いんだよー。

上空でバラバラとヘリの音がしたので
コンデジのズームで撮ってみました。
最初からズームしちゃうと機体見失うし
機体とらまえながらズームするのも
これまたムズイ・・・

 

フィガロの昨今 fermeture

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2021年7月から、むしろ親の方が面白がって書いてきました「フィガロの昨今」でしたが、このほどエンジン修理が限りなく困難という結論に至り、約4年の運用期間をもって退役が決定しました。よって本稿もこれにて終曲となります。霙本人はもう少し乗りたかったというのが本音と思いますが、古いクルマに乗るうえでは避けて通れない壁があり、それを乗り越えられるかどうかの意地とあきらめの悪さを説くのも限度がね、ってものです。

同年式で同様にポンコツ化しているエスクードコンバーチブルについては、そのあきらめの悪さと意地によって今回はどうにか修理に至り、34年目の運用を続けることができています。そこは伊達ではない四駆ということもありますが、人間も車も、どこで運命的な分岐があるのかわからないものです。霙にとってはそういったことが経験値にもなっていくのだと思います。ではこれにてCette lecture est fermeture

 

座る椅子が無い。

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おまいら・・・

最近、夜は足元が冷えるのでヒーター稼働させたら
猫ずが椅子からどきませぬ(泣)
仕方ないので、簡易なスツール購入して組み立てたら
新月サンが破壊したです・・・

最初、私がネジ締めてたんだけど
何故か締めても締めてもガタつくので
新月サンに増し締めしてもらった結果がコレ。
座ぐり穴の不良で代替品貰う事になりました。

ネジが貫通・・・


 

あれっ⁉

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BLUEらすかるから見たBLUEらすかるΩ(左)の車高は、明らかにノーマル規格に等しいものであることがわかります。

いずれ、ストックしてあるショックアブソーバ類や延長キットを組み込み、BLUEらすかるに入れてあるZコイルも移植するので現状はこのままなのです。

 

ところが、延長ブラケットやスペーサーを使っているとはいえ、ショックもコイルも大幅には変更していないぷらすBLUE(直ってきました)が、意外にも高めの車高であることにあらためて気づかされまして。

おかしい。それでもBLUEらすかるの方が上がっているはず・・・ってまさか、足回りがかなりへたってきたってこと⁉

育っとる!

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慌てたらブレた・・・

三週間とちょっと前に見かけた仔猫団子の
一匹と思われ・・・
ママンに甘えてスリスリしてたけど
ママンは私に警戒中・・・

 

しぐれときどきほどこす

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霎時施。小雨がしとしと降る、といわれる「霜降」の半ばとなり、先日の週末はしとしと以上の雨天気で気温も大分下がりました。本来はさっと時雨があって傘をさそうかと思っているうちに晴天に戻ってしまう様を言うそうですが、今週は秋晴れが続くけれど、土曜日にはまた雨が待ち受けているという話。10月28日あたりから始まる霎時施という雑節はちょうど、11月1日までを示すので、暦の示す季節感が過ぎていく風情です。

こんな秋の深まりを感じるようになったら、もう炬燵を出さずにはいられません。どうにも齢を食って血の巡りも悪くなってか、風邪を引いたわけでもないのに肩から背中にかけてのぞくぞく感が強まり、朝晩の寒さを凌がねばならないのです。昨年は11月の下旬まで頑張り、一昨年だと12月になってからの炬燵設置だったことが本ブログで記録されていましたが、我慢大会やってる場合じゃない。でもまだ通電させてもらえない(笑)。確かに二人足を突っ込んでいると体温でぬくぬくとはしています。

 

目線で怒られた・・・

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なに見てンにゃ!

にゃんパト中のニャンコの後をつけて
写真撮ってたら、くりっと振り返って
睨まれちゃった・・・
はいすみません。早々に立ち去ります。

 

老朽化となれば仕方もないが

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水戸市の南町に市内で唯一残っているアーケードの撤去が決まり、来年3月までに日よけ雨よけに役立っていた歩道の天蓋が無くなっていくと。ここをそぞろ歩いていたのは子供の頃なので、もはや見知らぬ街になってしまっていますが、それくらい老朽化も進んだのでしょう。ただ、集客力の低下とアーケードそのものには因果関係は無いと思うのです。南町から泉町に点在した地元ラジオのサテライトスタジオに毎週末アイドルやタレントが呼ばれるなど、昔の方がアイデアあふれていたのですが。

九十九里をもって半ばとす

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遂に残すところ10000キロとなりました。九十九里どころか990000キロ走っちゃってますが、車検満了日までウイークデーのみ走らせられるとして、ざっくり計算すると・・・

1800キロほど届きませんっ

「天才とは 僅かに我我と一歩を隔てたもののことである。 只この一歩を理解する為には百里の半ばを九十九里とする超数学を知らなければならぬ」

なんということか、芥川龍之介が説く「その一歩」のために超数学どころか単純計算でも間に合わないこと確定なのです。休日をすべて突っ込んでも、届くかどうかちょっと微妙。いやむしろ休みの日までも走りぬいて

500キロ足りません

なんてことになったら、あんまりじゃないですか。やれるだけやりますが・・・